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カイロ治療で自然治癒力を高めることは出来るのか

病気とその対応

 あなたは最近カゼをひきましたか?

 「ここ数年、まったく元気」という人もいれば「疲れるとすぐカゼをひく」「もう数週間カゼをひいたまま」など様々だと思います。

 では、あなたがカゼをひいた時、普段どのような対処をしていますか?

 「お医者さんで注射をしてもらい安静する」や「薬を飲む」が普通でしょうか。でも中には「何もしないでも治る」という人もいるでしょう。

 このように、病気になる頻度やその治癒過程は人により大きく異なります。このような個人差の要因は環境や体質もありますが、本質的には、その人の持っている「自然治癒力(しぜんちゆりょく)」の強弱でしょう。

自然治癒力

 自然治癒力とは、「病気やケガに抵抗する為の、からだにそなわる基本能力」の意で最近よく使われてる言葉です。 この自然治癒能力が高ければ、カゼもひかずに疲れにくい体質になります。 又、仮に体調を崩しても、なにもせずとも自然に良くなってしまうでしょう。

からだの免疫と薬

 ですから、根本的に健康になる為には、この自然治癒力を高めれば良いのですが、事はそう簡単ではありません。 何故なら、自然治癒力の強弱は、親から受け継いだ遺伝や環境だけでなく、幼少の頃からの「からだ」の積み重ねの歴史で左右されますから、それを改善するのは一筋縄ではいかないからです。

 まず認識しないといけないのは、今現在の自分のもっている自然治癒力の強さはどの程度なのか、という事です。 すぐカゼを引いてしまい治りずらい事が多いなら、今現在のあなたの自然治癒力は弱いのでしょう。 逆に、ここ最近、まったく体調を崩していないなら、今現在はあなたの自然治癒力は高いと考えてよいでしょう。

からだの免疫兵士

自然治癒力戦隊(仮)。あなたのからだにいます。

 今現在のあなたの自然治癒力の強弱を認識できたなら、次は、どうすれば、そこからその力を少しでも高める事が出来るか、維持出来るのかを考えましょう。 そうして正しく努力すれば、少なくとも今現在自然治癒力の弱い人でも、カゼを引きにくくなるぐらいにはなれると思います。

できる範囲で生活習慣の改善をする

 

夜更かし

 まずは、何をすれば自然治癒力が高まるのか考えてみましょう。誰でも最初に思いつくのは、生活習慣の改善です。自然治癒力の強弱は、生まれた時からの生活習慣の蓄積の結果だとも言えます。 ですから、不規則な睡眠、偏った食事、運動不足、過労などが続けば、当然自然治癒力は弱くなるのは想像できます。

 しかし、多くの人にとって生活習慣を完全に改めるのは、実際かなり困難です。何故なら、好んで悪い習慣を繰り返している人はいないからです。 例えば、夜勤仕事の方に規則正しく睡眠をとれとっていも現実的ではありませんし、 週末しか休みのない人に毎日適度に運動をしなさいといっても、ほとんどの方には不可能でしょう。

 では、現実問題として、どうすれば悪い生活習慣を改める事が出来るのでしょうか。 生活習慣を改善する為のポイントは2つあると思います。改善しようとする習慣を一つに絞らない事と、「完璧にやらなくちゃ」という生真面目な考え方をしない事です。

不健康な生活習慣

 からだの調子が悪くなると、誰でもその原因を知りたいものです。その為、一番簡単に思い当たる一つの原因に絞って考えがちになります。 しかし、自然治癒力のようなからだ全体が関係する問題には必ず複数の原因があります。よく考えて自分の生活習慣を振り返ってみれば、 すぐに思いつく事以外にも二三は気になる習慣があるはずです。 まずは、それら全てが原因になっていると考えてみましょう。

 そして、その複数の習慣を、完全にではなく、2〜3割程度だけ改善するよう取り組みます。 大抵の人は最初が一番気力がありますので、完璧を目指して取り組みがちですが、 それでは途中で息切れしてしまいます。複雑なからだの問題は、改善するのにも時間がかかる為、できるだけ無理のない範囲にとどめて長期的に行うのが利口なやり方なのです。

生活習慣

 例を上げてみましょう。生活習慣を改めようと考えている人がいます。その人は運動不足が一番気になるけど、よくよく考えれば、睡眠も足りてない、食事も偏りがちです。 ここで「毎日30分ジョギングしよう」などと意気込んでしまうと、ほぼ途中で失敗してしまうでしょう。 そこで、無理せず、運動は週一二回の散歩程度にとどめます。その変わり、毎日睡眠を30分程度早めるよう心がけ、食事も野菜を一品増やすなどして、気になる生活習慣をトータルで少しづつ改めるようにするのです。 この方法だと無理がないために長期的に実行しやすく、最終的に成功しやすいのです。

自然環境からの刺激を大事に

 自然治癒力を高めるもう一つのポイントは、「自然環境からの刺激」を避けすぎないようにする事です。 「自然環境からの刺激」とは、自然が人間に与える様々な刺激の事です。 例えば、風・温度・湿度・太陽光など。もっと広く言えば、土や木々の手触りなどもそうです。

 自然環境からの刺激は快適なものも不快なものもあり、それらは適度に混ざり合っています。 現代社会は、こういった自然からの刺激をできるだけ排除する傾向があり、それが自然治癒力を低下させる原因となっています。

からだの免疫兵士

 話しをわかりやすくする為に、自然治癒力を上図のような兵士に例えましょう。 もちろん自然治癒力の本質は、体に備わる複雑な免疫系の仕組にあるのですが、そのような難しい話しはここではやめておきます。

 通常、からだはつねに下界から攻撃されている為、兵士はとても働きものです。例えば、細菌やウイルスと戦ったり、からだの損傷を修復したりと、日々大忙しです。 このように働きものの兵士ですが、ある環境下に長期的におかれると、急に働く事をやめてしまいます。その環境とは、「過剰に保護された環境」です。

薬は免疫力を弱める

 わかりやすい例で言えば、過剰な薬の使用です。薬は現代生活ではなくてはならないものですが、 過剰に使いすぎると、兵士の仕事をも奪ってしまいます。 例えば抗生物質は、細菌をやっつける働きをしますが、それはそもそも兵士の仕事です。 もちろん、ケガをした直後などは、薬の援軍も必要でしょう。しかし、あまりに薬が兵士の仕事を肩代わりしてしまうと、 兵士は失業状態になり怠けてしまいうようになります。そうなれば、兵士の能力も低下してしまうのです。

なまける免疫力の兵士

 このような状態にならない為には、常日頃から兵士は適度に働いている必要があります。 そこで自然環境からの刺激が重要になります。 自然環境からの刺激は、からだの兵士にとっては適度な刺激です。 例えば、土に触れて植物を育てたり、日光浴をしたり、動物とふれあったりする事は、からだを傷つけたり感染などのリスクが多少なりともある一方、 兵士の働きを維持する刺激にもなっています。

自然

 個人的な体験談ですが、私は10代の時、カゼなどをひきやすかったり、ひどい鼻炎アレルギーがあったりして、からだがあまり強いほうではありませんでした。 しかし、20代に畑仕事を始めて週二回ほど土まみれになる日々を過ごしていたら、体調はみるみるよくなり、アレルギーも以後一切なくなってしまいました。

 これと同じような話しは、そこかしこで聞かれます。みなさんも、意識して自然とふれあうようにされてみるのはいかがでしようか。

カイロプラクティックで出来る事
カイロプラクティック治療

 さて、ここまで少しでも自然治癒力を高める方法について解説してきまた。 自然治癒力を高めるには、生活習慣を見直したり、意識的に自然にふれあうようにする事が重要です。 しかし、その効果が現れるまでにはそれなりの時間がかかるでしょう。

 そこで、カイロプラクティック治療を補助として使いましょう。 カイロプラクティック治療により、からだ全体のバランスを整えると、自然治癒力の回復を早める事が出来ます。 具体的には、全身くまなくバランスを整える事を念頭において治療をおこないます。

 自然治癒力が低下する原因は大抵一つではなく複数あり、しかもそれらは複雑にからみあっています 。ですから、一見関係ないと思われる部位も整える事で、自然治癒力を低下させる原因を一つでも多く取り除いていきます。

 もちろん、通常の治療と同様、姿勢の矯正、からだのゆがみを改善する治療も行います。 合わせて、生活習慣について詳しく問診を行い、無理なく改められる習慣があれば、改善する為の生活指導を行います。

 治療初期は、週1〜2回の治療を行い、ある程度からだ全体を整えます。そして、その後はメンテナンス治療に移行していきます。メンテナンス治療とは、月に1〜2回定期的に治療して、からだの良い状態を維持する為の治療です。

メンテナンス治療

 現代生活では、ストレス・短い睡眠時間・運動不足・偏った食事などの悪い生活習慣を、完全に避けるのは困難です。そうであるなら、何らかの定期的な体のメンテナンスを行い、からだにダメージが蓄積されないようにする必要があるのです。

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