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カイロの視点から下半身の冷え・むくみを解説

冷え・むくみ

 「足が冷えて眠れない」

 「足がむくんでつらい」

 このような症状で悩んでらっしゃる方は多いのではないでしょうか。冷え・むくみは、女性に多い傾向がありますが、もちろん男性からもよく聞かれる症状です。

 冷え・むくみになる原因は、ホルモンバランスの問題、生活習慣、ストレスなどなど。考えられる原因は大抵複数ある為、原因を一つに特定するのは困難です。しかし、「下半身」の症状に限定すれば、話は変わってきます。何故なら、下半身の冷え・むくみの原因は、単純にただ一つである場合が多いからです。 では、その原因とは何か、それをこれから解説していいきます。

 もしあなたの症状が下半身中心でなくても、部分的に当てはまる事もあると思いますので、よろしければ是非読みすすめて下さい。

下半身の循環は弱まりやすい

 そもそも下半身は、からだ全体の中でも冷え・むくみになりやすい傾向があります。 何故なら、単純に下半身は「からだの下」に位置しているからです。

 からだの循環を司っているのは主に心臓です。心臓の強力なポンプ機能により、全身をとどこおりなく血液は循環しています。 しかし、この心臓のポンプ機能が働きづらいところがあります。それが下半身です。 人間は直立する生き物の為、足下から心臓まで高さがあり、心臓に血液を戻すにはより大きな力が必要となるからです。

下半身と心臓の関係

心臓の位置は足先のかなり上

 このような単純な理由で循環が停滞しやすい下半身ですが、人間のからだは良く出来ていますから、それを補う機能も下半身には存在しています。それを次は紹介しましょう。

ふくらはぎの緊張が冷え・むくみの原因

 下半身の循環を正常に保つ為の特別な機能、それは、ふくらはぎのポンブ機能です。

 ふくらはぎの血管(静脈)には特殊な弁構造があります。 足が動いてふくらはぎが収縮すると、弁構造が働いて血液を効率よく心臓に押し戻すようになっているのです。

ふくらはぎのポンプ作用

ふくらはぎのポンブ機能

 このような働きから、ふくらはぎは「第2の心臓」ともいわれています。 そして、下半身が冷え・むくみになる主な原因は、このふくらはぎのポンプ機能がうまく働かなくなる事にあります。

おやすみの図

 そうなる原因は、ふくらはぎの過剰な緊張です。ふくらばきの筋肉が硬く緊張すると、その内部にある血管をしめつけてしまう為、ポンプ機能がうまく働かなくなるのです。 では、ふくらはぎの筋肉が緊張する原因とは何でしょう。代表的には以下の3つがあります。

  • 悪い生活習慣
  • 悪い姿勢
  • からだのゆがみ

 次にそれぞれ個別に解説していきましょう。

悪い生活習慣がふくらはぎを緊張させる

生活習慣

 ふくらはぎが緊張する大きな原因の一つが、悪い生活習慣です。 特に長時間立っている人や、長時間座っている人などは、典型的にふくらはぎが緊張しやすい傾向があります。

 見落とされやすいのは、座っている時の膝下の姿勢です。下の左図のように、足を椅子の内側に巻き込むように座っていると、ふくらはぎに強い負担がかかるようになります。

ふくらはぎに負担のない座り方

 正しい座り方は、膝を直角より浅く曲げ足裏全体を床に接地させた状態です。それぞれの座り方を試してみて、ふくらはぎの緊張度合いを確認してみると良いでしょう。

悪い姿勢はふくらはぎを緊張させる

 悪い姿勢も、ふくらはぎを緊張させる大きな原因です。まずは下のグラフをご覧下さい。

悪い姿勢と冷え・むくみの関係グラフ

 グラフは、悪い姿勢と下半身の冷え・むくみとの関係を示しています。グラフ左端の正しい姿勢では、冷え・むくみを訴えている人は2割以下です。 しかし、悪い姿勢の程度が増すにつれ症状を訴える割合も増加して、グラフ右端の完全に悪い姿勢になると、7割近くの人が冷え・むくみを訴えている事がわかります。

 グラフをもう少し詳しくみてみましょう。悪い姿勢の程度を示す水平軸を見ると「お腹突き出し度」と書いてあります。 これは、「からだの反り返り」の程度を示しています。 つまり正確に言うと、「からだの反り返り」の程度と、下半身の冷えとむくみは、ほぼ正比例の関係なのです 。

 しかし何故、これだけ明確な関係性があるのでしょうか。それは、からだの反り返りに比例して下半身の筋肉が緊張するからです。下図を見てください。

体が前傾すると下半身の負担が増加

 図は、からだの反り返りによる筋肉の働きの変化を示しています。図左のようにからだが反り返ると、下半身は前に傾いた状態になります。 すると、前倒しになったからだを支える為に、ふくらはぎを中心に図右の赤い部分が緊張した状態になってしまうのです。

からだがゆがむとふくらはぎは緊張する
からだのゆがみ

 からだのゆがみも、ふくらはぎを緊張させる間接的な原因です 。からだのゆがみとは、からだがねじれたり傾いたりして、からだの片側にストレスが集中している状態です。(詳しくはこちらで解説しています)。

 からだのゆがみによる症状は、からだの片側に集中するのが特徴です。 通常下半身にかかるストレスは、両足に均等に分散されていますが、 からだがゆがむと、ゆがんだ側にストレスが集中してしまい、片足のふくらはぎだけ強く緊張してしまう事があるのです。

 もし、冷え・むくみの症状が有り、片足だけ強く症状のある場合は、からだのゆがみが関わっている可能性は高いと言ってよいでしょう。

カイロプラクティックによる冷え・むくみの改善

 さて、ここまでをまとめると以下のようになります。

  • 下半身のひえ・むくみは、ふくらはぎが緊張すると発症する。
  • ふくらはぎが緊張する原因は、悪い生活習慣・悪い姿勢・からだのゆがみである。

 では、カイロプラクティックでは、冷え・むくみをどのように治療するのでしようか?

カイロプラクティック治療

 まず姿勢の悪い場合は、その矯正治療を行います。主に反り返った体を改善する事で、ふくらはぎにかかるストレスを軽減させます。 さらに、からだのゆがみのある場合、ふきらはぎに左右均一のストレスがかかるよう矯正します。

 症状が慢性化している場合、ふくらはぎを含めた足全体に循環を促す治療も行い、早期に症状が改善するようにします。 又、悪い生活習慣を改善する為に、座り方や立ち方の指導も行います。

 治療回数は、少し多めに10〜15回は考えおくのが良いでしょう。治療を始めてすぐに症状が完全に改善する事はまずありません。 治療を続けて体全体のバランスが改善した後、ゆっくり症状は改善していく傾向があります。 少し時間はかかりますが、根本的な原因から治療をした方が再発を防げますから、できればあせらずに取り組んでみて下さい。

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