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Q5:カイロプラクティックと椎間板ヘルニア

はじめまして、私は55才、大学時代に野球で痛めた腰痛に苦しんでいます。
昨年の9月から右足に痺れが出ています。
医者は手術しろと言っていますが、切りたくはありません。
治療法はありますか?

MKさん

 


まず、椎間板ヘルニアという病態がどういうものか簡単に説明します。
椎間板へルニアは背骨を構成する椎骨と椎骨を結びつける組織、椎間板がなんらかの原因で、外にはみ出ている状態をいいます。
椎間板がはみ出ることで背骨の中を通る神経が圧迫や刺激をうけると、その神経が支配する身体部位にしびれをおこします。
例えば、腰の椎間板ヘルニアは坐骨神経を圧迫して足に坐骨神経痛をおこす事が多いですね。

ヘルニアは、その状態によりいくつかの型に分けられます。
1)椎間板が膨らんだ状態
2)椎間板が外にはみ出た状態
3)はみでた椎間板が分離してしまった状態

2、3の状態の場合は、カイロプラクティック治療で症状の進行は防ぐ事はできても、改善は難しいかもしれません。
ただし、1の「椎間板が膨らんだ状態である場合」には、カイロプラクティック治療での改善に十分期待がもてます。
MKさんは、画像診断を受けられたという事なので、その画像を見ればある程度判断できると思います。

その他、椎間板ヘルニアに関しては、いくつか重要な事実があります。

まず、一つは「ヘルニアに外科手術」が有効でないかもしれないという事です。
日本ではあいかわらずヘルニアというと外科手術が頻繁に行われていますが、アメリカではかなり前からヘルニアの外科手術の効果が疑問視されていてます。

一般向け記事として日経サイエンス1998年 11月号などがあります。

もう一つは「ヘルニアで、本当に腰痛がおこるか?」という事です。
死後解剖の研究では生前に腰痛がなくても20〜30 %の人にヘルニアが存在する事が分っています。
つまり、ヘルニア患者の腰痛が必ずしもヘルニアが原因じゃないかもしれないのです。
こういった場合、他の原因として、例えば背骨のゆがみが考えられます。背骨のゆがみはヘルニア様の症状を起こす事があるのです。
MKさんの症状が必ずカイロプラクティック治療で必ず改善されるとは言えません。
しかし、ヘルニアの進行度合、他に併存する原因などによっては十分改善する可能性があります。

もし、カイロプラクティック治療を受けられるならば、まず6回程度の治療をともかく受けてみてください。
それでまるで症状が改善されない場合は他の治療法を選ばれるのが賢明かと思います。



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